早稲田大学清水洋ゼミとの交流会を行いました

はじめに

2026年8月7日、早稲田大学商学部清水洋ゼミと日本精密機械工業会有志の交流会を実施しました。

清水洋教授は、イノベーションを企業の戦略や組織構造、産業組織などの観点から歴史的に分析しております。2021年7月にはイノベーション研究で最も権威ある賞の一つであるシュンペーター賞(Schumpeter Prize)を受賞されております。

弊社取締役の荒井晨之助と親交のある清水先生をお招きし、曙機械工業が所属する日本精密機械工業会若手有志の事例発表を通して、学生に学びある場を提供するため、本会を企画いたしました。

午前は曙機械工業の工場見学、午後は本庄早稲田リサーチパークへ移動して「イノベーションを興すのは誰か」をテーマにディスカッションを行いました。

午前の工場見学では、弊社の新開発製品や、オーダーメイド製品がどのように開発・製造されていくのかについてプレゼンテーションを行った後、実機見学を行いました。

午後は、工業会の若手4社が自身の生い立ちから自社課題と展望を紹介した後、清水洋教授をファシリテーターに、全体でディスカッションを行いました。

ディスカッションから見えたこと

ディスカッションを通じて、製造業には様々な役割をもつ企業があり、その企業の中にも、様々な役割を持つ担当がいるということで、「イノベーションの主体は一人ではない」ということが参加者に伝わったと思います。

  • 企業内では、経営層による「ビジョン設定」が必要である一方、現場の職人技やアイデアがなければ実現しない
  • 企業間では、機械ユーザーの運用能力・ノウハウや、機械メーカーの開発能力・保守メンテ対応など、数社がそれぞれの役割を果たさなければ実現しない
  • 世代としても、若手が既存の常識に縛られずに新しい視点をもたらすことの重要性

つまり、イノベーションは複数の立場が「対話」することで初めて形になるということです。

参加者の反応

工業会の若手有志からは、「外部の視点を聞くことで、会社の展望を改めて考え直した」との声がありました。

また、清水先生からは、「実務の中に理論的な課題が隠れている」と指摘されました。「物価高騰により、労働集約的業務が機械製品に置き換わるチャンス」「情報の非対称性により、メーカーとしての価値が発揮される」「新規参入によるイノベーションで業界全体の活性化に繋がる」との講評をいただきました。

学生からは、「ものづくりの『技術』について解像度が高まった気がする」といった意見をいただきました。

こうした「異業種・異世代の対話」が、業界全体の活性化につながると考えています。

今後への期待

製造業は、グローバル化やデジタル化が急速に進む中で、日本の強みを踏まえつつ将来を見通して事業を進めていく必要があります。

そのためには、「異業種・異世代の対話」を通して、ビジョンを磨いていくことが重要だと感じました。

今回のような産学連携の取り組みを継続し、製造業を知ってもらいながら将来について広く考える場を設けたいと考えています。

 

 

曙機械工業 取締役 荒井晨之助

お電話でのお問い合わせ

0495-21-8123
営業時間
平日 8時20分~17時10分
休業日
土 / 日 / 祝